徒然草

紫野は人間味のあるアーティストになりたい

Education

おはこんばんにちは。
紫野です。
日にちが空いてしまってごめんなさい。
まぁ、また色々とすごく忙しかったと言い訳したいところです。

今日のテーマは「Education(教育)」。
私たちアーティストに関わらず、表に出て自分を商品としている人達が教育していかなければならないと言われていることについて、ひとつ私が伝えたいことを残したいと思います。

私にはそういうことをしなきゃ、
ってなるほどのファンや応援してくれる人がたくさんいるわけではないのがすごく救いだと思います。
ライバーをしていた時も、私の配信枠はいわゆる「変な人」がいない穏やかな枠だと同僚からよく言われていました。
私がこんな性格だからか、ありがたいことに品のあるお客様が多い気がします。

それで、どうして悩まされている訳でもないのにブログに起こすことにしたかと言うと、
共通認識として「これってどーなん」と思うことが自分の身に何回か起こっているからです。

最近はお邪魔していないのですが、
スカイツリーが見える駅でこんなことがありました。

あの場所って基本早い者勝ちで、
持ちつ持たれつ常に交渉しながらやらせてもらう場所なんですが、その日は私が10分ほど時間をオーバーしてしまったんですよね。
これに関しては言い訳もせずに自分に非があることは認めているつもりなんですが、
後に待っていた男性アーティストにお詫びと挨拶をして、「さぁ新宿いくべー」と歩き出した時に彼のファンに数名で囲まれたんです。
恐らく私よりも若い女学生が2人と、
ある程度は社会に揉まれていそうな中年女性でした。

いきなりのことで正直びっくりしましたが、
とりあえずどっぷり構えて話を聞くじゃないですか。
彼女たちの主張は時間は厳守してほしい、ということだったんですが、
言い方が少し、というかかなり気になるものだったんですよね。
気になるというか、すみません。
正直かなり頭にくる言い方でした。
完全に彼女たちを黙らせる三段論法まで瞬時に組み上がるくらいイライラしたんです。
私口喧嘩だけは本当に負けたことがなくて、自慢できるようなことでもないんですが、
その場では一言も発さずに目尻を下げておくので精一杯でした。
まず「敬語使えないんだこの子」っていうのがひとつの理由でもあるんですけど。

でも主張自体は正しかったので、
彼女たちにも一言謝罪をしました。
さっき挨拶を交わした時にも伝えましたが、後程自分でアーティストさんにもう一度謝罪の連絡を入れるようにします、とネクストアクションをお伝えした上で、あとが詰まっているのでもう失礼したいんですが、と伝えました。

でもその瞬間に
【ふざけてんじゃねーよ】
って言われてしまって、なんというか、
びっくりしました。

口悪いし下品だし相手にするのが億劫で
深いため息を堪えた私を褒めたたえたいと思います。

初対面のおそらく年上に向かって暴言を吐けるファンの女の子の程度の低さにドン引きしたというか、
【この子、周りのこともアーティストのことも何も考えてないんだなー】と、
アーティストさんに対して同情すら覚えました。

このブログ自体、私が私のために書いているので「いや君が話盛ってるんじゃないの」とか言われてしまえば証拠も何も無いので太刀打ちできません。
でも私は事実しか書かないし、
普段の他人やお客様に対する接し方を見ているファンの方なら、想像できると思います。
というかしてください。

なんていうのかな、
【推し】を守りたいとか、
【推しのために】とか、
そうやって動いてくれるファンがいることはアーティストにとってはこの上ない喜びだと思うんですけどね。

でも、正直、正直ね。

公衆の面前で人ひとりを大勢出囲むっていう行為自体がすごく印象悪いことに気がついてないことがもう恐ろしいというか。
しかも穏やかに話をする訳でもなく、若い女の子が2人で私をまくしたててくるのを中年女性が傍観しているんですよ。

他の人から見たら「喧嘩?」とか
「あの男の人のファンの女の子怖い…」
って思われかねないと思いませんか?

そもそも、【誰に頼まれて私のところに来たの?】っていう笑。
失笑ものの呆れた話なので、なんだろう、
結構私も鼻につく文章表現をしてると思うんですけど、うーん、笑
たとえば、

交渉に関する話、
気をつけて欲しい話、

ってお互いアーティスト同士が自分たちでするものじゃない?と私は思っていて、
場所が被った時も挨拶しに行くのはアーティスト同士であって、
そういうことって基本中の基本じゃないですか。

私からすると「どうしてあなたたちが?」って話なわけです。
しかも見ず知らずの私に罵声まで浴びせてくるような常識知らずな若い女の子。
注意もできない飾りのような大人。

先述した通り、時間をオーバーしたのは私で、そこに理由があっても(あるんですけど)非は私にありますよ。
でも、それに対して正しい主張をするのにわざわざ何人もお仲間を連れてこなきゃ行けないようなビビりなお嬢さんは引っ込んでた方がいいと思うんですよね。
中学生が皆で御手洗に行くような感覚でこっちに来られても、「わー。」くらいにしか思わないんですよ。

そして何より彼女たちには【想像力】が圧倒的に足りてない。
自分たちの行動が、第三者からみてどう捉えられてしまうのか、最悪のケースまで考える必要があると思うんですよ、だってファンなんでしょ。

アーティストとファンは互いに鏡。
アーティストはファンの顔であり、
ファンもまた私たちの顔ですよ。

【怖そうな女の子】がいる男性アーティストに気軽に近づいていける女の子がどれだけいるのかしら?

私が彼に対して「これこれこういうことがあったんですけど、」って報告する可能性を考えなかったのかしら?

彼女たちが応援しているアーティストのために良かれと思って私にしたことは、結果として彼のイメージを落としかねないということ、
どうしてわからないのかな?
服装や顔つきを拝見したところ、それ相応の分別はつく年頃だと思ったんですけどね。

大事ですよ、想像力。
自分がなにかすることで自分の周りにどんな影響が出るのか、最悪の場合まで考えること。
それが本当に人様の為になっているのか。
そしてそれが回り回って自分に返ってくること、あれくらいの歳で考えられないならちょっと同情してしまいますね。

ロックバンドやKpopの世界でも、あのグループはファンの民度が低い〜とかってよく論争になっているツイートをみますけれども、
意外と近くでもこういうことってあるんです。

私は罵声をあびせられた時に正直ブチ切れ寸前でした。
警察呼んでも良かったんですよ。
でも抑えたのは、アーティストさんがパフォーマンスされていたからです。
それを見ていたファンの方がいたからです。
警察呼んだら路上ライブも中断されるし、きっともっと面倒くさいことになったでしょう。

後で連絡しておきますので、と伝えた時に、
「今すぐ直接謝ってこいよ」とか命令口調でも言われたんですが、
そこでも想像力が足りてないですよね。

わざと中断させて謝りに行っても良かったんですけど、彼女たちもう少し頭をひねった方がいいんじゃないのかなぁ。

なんて彼女たちに割いた私の思考そのものが無駄なので正直、私はアーティストさんもろとも二度と会いたくないと思っています。
彼は何ひとつ悪くないのに可哀想な話ですよね。

ちなみに、きちんと謝罪のご連絡も入れました。
もちろん、それとは別に彼女たちに言われたことも包み隠さずお伝えしたんです。

彼女たちに手を焼いてるという話は共通の知人アーティストにも聞いたんですけど、
ね、ファンに対する教育ってホントに大事ですよね笑。

【想像力】が必要なのは生活におけるどの場面でも一緒ですからね笑。
教育、という人もいるし、【躾】という人もいるし、言い方や考え方によって若干のニュアンスはあるけれど、やらなきゃいけない・伝えていかなきゃいけない・改善してもらわなければならないという事実は変わらないと思います。

結局、それをやらねばならないのは、
伝えられる立場でいるのは最初から最後までアーティストなんだよっていう話でした。

嫌なことは嫌
ダメなことはダメ
自分のファンとルールを決めなければ、
自分の心の平静すら保てないよ。

【優しいこと】と【他人にいい顔をする】のでは
天と地ほどの差があることを私たちは再認識するべきだと思います。

また次回。

紫野