徒然草

紫野は人間味のあるアーティストになりたい

Reviews(追想)

おはこんばんにちは。

紫野です。

今日は取り留めもない話をします。

 

 

電車に乗っているとすごくいろんなことを考えます。

疲れ果てて寝てしまう日も多いけれど、

その日の予定をシミュレーションしたり、

ふと浮かんだ歌詞を歌にできないか考えたり、

終電に乗って1日を振り返ったり、

悔しくて泣いたり、嬉しくて笑ったり。

 

振り返る

 

という行為は、私にとって毒にも薬にもなるものだと思っています。

内容が長期に及ぶものでも、

そうではないものでも、

私にとってとても大事な時間です。

 

それで、今日10/22(23日0:30)の終電で何を振り返っているかと言うと、

まず今日の反省、ですよね。

 

上手く行ったところもあれば

そうじゃないところもあったし、

いちばん悔しかったのは〆の即興もっといい歌作れただろ、っていうのがあって。

 

オーディエンスの皆さんには分からないかもしれないけど、わたし的には悔しい。

 

みたいなことって結構あるものなんです。

今日は、結構頭が空っぽだったみたいで、

言葉が出てこなかったし、

調子が後になって良くなってくるなど

私…この道を目指すものとしてはあるまじき喉のコンディションだったし、

褒めてあげられるところだけではなかった気がします。

 

皆さんが楽しんでくれるならそれでいい、

と思う反面、

ちゃんと納得できないパフォーマンスは許せないという気持ちがあるようです。

 

今日は朝からいろんなことがあって、

モヤモヤしたり、

アガったり、

自分をコントロールしたい場面が多かったのかな。

 

そして、2つ目の振り返りというか、

忘れては行けないというか、

そういうものもあります。

 

それは7月末に起こったことで、

簡潔に言うと「病気」のことですね。

 

私は体に不調や問題があるということを大っぴらにしたくないタイプなんですが、

どうしても活動方針にも響いてくるということで公表せざるを得ないことがありました。

 

一応、経過観察で済むことにはなりましたが、

今も投薬治療をしている子宮頸がんや卵巣嚢腫、将来子供が望めないかもしれないと言われた時のことを、なぜだか忘れてしまう自分がいます。

 

幸せとか、楽しいとか、

音楽をして、

路上ライブをして、

目の前にいる人の暖かい眼差しに包まれていると、

自分がそういう問題に直面していた事実が

嘘だったんじゃないかって思ってしまって。

 

無理はしてない、はず。

でも、忘れた頃にやってくる痛みも、

朝飲まなければならない薬も、

全部全部夢じゃない。

 

私は「普通」でいたいのに、

体はそうもいかない日もあります。

痛みは正直隠せないし、

お腹を抑えている瞬間を見られることもあるんです。

心配かけてしまってごめんね。

 

「無理しないでね」

という言葉は、

「頑張ってね」よりも優しくて愛のある言葉だと思うし、素直に嬉しいです。

でも、自己管理を徹底した上で、

今日はやれると判断した上で、

苦しんでいるところを見せてしまっているかもしれない私に嫌気が指すことがあります。

恥ずかしいやら情けないやら、

そして、あまり思いたくないことではありますが、

 

「なんで私ばっかり」

 

って思ってしまう。

 

皆さんの前に立っている私がどんな風に映っているのか、心配で仕方がないんです。

 

今日、私は自分の1日のパフォーマンスを振り返って、いろいろあったにしてはよくやったと思います。

上手くいった部分もそうじゃない部分も含めて。

 

皆さんにはどう映っていただろう。

楽しそうに見えましたか。

幸せそうに見えましたか。

 

誰かの前に立つ時だけはどうしても、

幸せな私でいたい。

楽しそうな私でいたい。

 

そんな風に、今日を思い返しています。

 

 

また次回。

 

紫野