徒然草

紫野は人間味のあるアーティストになりたい

Speak My Mind

おはこんばんにちは。
紫野です。

今日の徒然草のテーマは「Speak My Mind」。
「打ち明ける」という意味です。

朝読むには目覚めが悪い話です。
昼読むにも気がかりになりそうで、
夜読むには寝付けなくなりそうな、

こんなものをありがたくも、
一定数アクセスのあるここに投稿していいのか、ずっと考えていたことを打ち明けます。

かなり親しいファンの方や、
相談をさせてもらっていたアーティストの方、
そしておそらく私の顔を毎日見てくれていたが故に「気付いている」方もいるだろうと心得ています。

あんまり、驚かないで欲しい。
それで、あんまり干渉もしないで欲しい。
公開はする癖に、私はすごく距離感に敏感な人間で、正直特に異性から近付かれるのが得意じゃなくて、壁を作りがちな性分が昔から治りません。
ごめんなさい。

もう、気がついている人からしたら
今更カミングアウトか
と思われる内容な気がします。

私は、スランプです。
正しくは、燃え尽きています。

どうにもなりません。
情けないけど、認めたくなかったけど、
2021年12月18日が終わった瞬間から、
私の中にあった熱意というか
私を突き動かしていた何かが
徐々に、静かに、でも音を立てて
崩れて消えていきました。

気が付きながら何も出来なかった。

今も、ずっと燃え尽きた炭だけが
静かに冷え切るのを待っているような、そんな感覚を私はこの2ヶ月、毎日感じていました。

これこそまさに「自分の問題」。

誰に相談しても、聞いてもらって終わる。
「あなたはどうしたいの?」
と聞かれて、
私は口を噤むことしかできなかった。

年明け、ストリートでいろんなアーティストさんのところを周りがてら挨拶をして、
「今年の目標は」
と聞かれて、
何も言えなかった。

何も言えない自分が情けなくて
惨めで憐れで、恥ずかしかった。

100人ワンマンは、
私の体に甚大な被害を与え、
代わりに莫大なエネルギーを宿しました。
あの頃は、上手くいった時はもちろん、
悔しい思いをした日でさえ、
楽しくて、悲しくて、嬉しくて、寂しくて、
幸せでした。

今は、空っぽなんです。

ただ、歌を歌ってるだけ。
ギター弾いてるだけ。
スキルアップのために毎日触ってるだけ。
こんなの誰にも聞かせられない。
こんなに寒い中空っぽの歌なんか誰にも聞いて貰えない。

伝えたいことってなんだろう。
やりたかった事ってなんだろう。
何になりたかったんだろう。

とにかく、もうとにかく自分の中が空っぽで、
私、何も持ってなかったのかもしれないと思うようになりました。

毎日勉強と仕事をして、
夜には部屋でメソメソしてばかり。
寝ても醒めても何をしたらいいかわからない。

目標を立てることがとても難しくて、
また自分の空虚さに気が付きます。

今まで持っていた目標が、初めてにしてはあんなにスケールの多いものだったから、
余計に難しいんです。

え、規模小さくなってるじゃん。
なんか、自分が応援しなくても良さそう。

って思われる気がして。

何より苦しいのは、
置いていかれている自分を見つけて、
痛感すること。

1月はまるまる路上休んでました。
その間に、知らない人がたくさん出てきました。
仲がいいと思っていた仲間も、
休まずに続けてる。

私だけ止まってる。

ぶっちゃけ、私にとって全然魅力が感じられない誰かの歌に、人が止まってる。
でも同時にこうも思う。

「あ、私、またチャンスを逃したんだ」

もし私がそこで歌ってたら。
ここまでの人集りにはならないかもしれない、
こんなに上手に歌えない。

そう分かっていても、
見てるだけの何もしてない自分が許せない。
必要も無いのに誰かと比べて、
でもまた立ち上がる力が今の自分にはどこにもないことを毎日新宿で感じて、
もうダメかもしれないと本気で思うようになりました。
今ここに立ってれば、
今日ここで歌ってたら
って、後悔ばかりしていました。

看板、作れなくなりました。
何がしたいのかわからなくて。
何も書けないままでいます。

でも私はもう休みすぎたとも思います。
休みたいだけ休んだら、
今度こそもう戻って来れなくなる気がします。
今動かなかったら、私はただのニートにしかなれません。

「頭のいい大学に通ってるのに」
「音楽なんか追いかけて馬鹿だね」
そう言って笑っていた人たちに一言、
「うるせぇ黙って見てろ」
と蹴散らして、ギターをかき鳴らして
それこそ死ぬ気で、
本当に死ぬ気でやってきたから
私は自分のことや自分の歌が好きだったのに。

スランプなんです。
あの日からずっと自分の時間が止まっています。

路上いつ戻ってくるの?

なんて言葉が嬉しく思えないなんて
まさか、たった半年で自分がこんなに芯のない人間になってしまったなんて信じられない。
信じたくありません。

今、音楽、全然楽しくない。
誰に縋っても何も変わらないのは分かっていて
それでも
「たすけて」
って誰かに言いたかった。